フテッチの部屋(∩´∀`)∩

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フテッチの愛車(●´ω`●)第1回『ROVER75ってどんな車?どんな成り立ち?』

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2021年8月7日 フテッチは約10年連れ添った愛車を廃車することになりました...(´;ω;`)

ROVER75 それは最後のブリティッシュネスなどと言われていた車でした。

 

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                                                                                                                                              引用:NetCarShow.com

ROVER75 それは当時HONDAと提携していたROVER社をBMWが買収したところから始まります。

 

それまでROVER社の車は基本的にはHONDAの車をベースにした車を製造販売していました。

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                              引用:classics.honestjohn.co.uk/carsensor.net

BMWに買収されたROVER社は旧態化の進むROVER600及び800シリーズの次期モデルの開発に着手しました。

この時デザインディレクターのリチャードウーリー氏は

『真っ白なキャンバスが用意された』と言っています

そして描かれたのが上に載せているデッサン画です。

そしてそのデッサン画からクレイモデル作り製品化されました。

まあ普通の流れなのですが、一つ異質なことがあります。

それは、通常自動車開発の中では複数のデザイン案の中から選抜更に組み合わせて製品となっていくのですがこの車、デッサン画からクレイモデル、製品化まで一貫してこの一つのデザインで進められました。

そして完成し1998年本国で発表されたのがROVER社の遺作となってしまうROVER75です。

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                                    引用:classics.honestjohn.co.uk

この車当時のBMWの技術と資金を惜しみなく使い開発されました。

開発費はおよそ1200億円とも言われていて、当時の車の開発費が400億前後くらいらしかったのでもはや異常でしょう...

だってこの車、流用が多いのですw

ベースのシャーシは当時の3シリーズ、足回りを5シリーズから、エンジンは800に積まれるKV6を焼き直したLANDROVERのフリーランダーと共通のエンジンなのです。

そして、エンジンせいかBMWのシャーシと足回りを持つのにFF...フロントエンジンフロントドライブなのです。

一説にはBMWによるFF開発の実験的車と言われています。それを裏付けるかは解りませんが、開発時のテスト走行などはBMWで行われていて日本の走行テスト時もBMW JAPANで行われていたため、日本の自動車雑誌に次期3シリーズとして掲載されたこともありますw

とにかく流用の塊的なこの車。じゃあ何処にコストが...と言うとおそらく素材なんでしょうね...

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これはフテの愛車の写真なのですが、如何にもな木目調...いえ、調ではなく本木目しかも助手席の左エアコン口から助手席エアバックパネル、センターの吐き出し口からメーターそして運転席右エアコン口まで1本物が使われています。

しかも制作時に細かい傷が一部の部品でも見つかると全部廃棄していたというから驚きw

当時のこの本木目を納入していた業者はAUDIやCadillacにも納入していたらしいのですが、そのどちらよりも厳しい品質基準で造っていてこの品質基準で考えたらCadillacの本木目は牧場の柵と言っていました。

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この他にもパイピングを施したレザーシート、外装サイドで特徴的なドアノブと連続するモールディング、これはロールスロイスベントレーもコストが掛かるため止めたものらしいです。

そんなこの車さぞかし高いのかと言ったら...たぶんコスト回収は不可w

だって、遠い遠い日本での販売価格も500万行かない価格。

クラス的には当時の110系マークⅡやC35ローレル、価格的には17クラウンやY34セドグロ当たりなので輸入車としては運送費も考えればクラス相応といった所...

つまり、贅を尽くした車をバーゲンセールしていた訳ですw

これがROVERの破滅につながったとフテは思っています(´-ω-`)

なんかスンゴイ長くなってしまったので、今日はここまでにします(´・ω・`)

次回でそんなROVER75とフテの出会いを語ろうかな

また次回に(´・ω・`)ノシ